名古屋油化株式会社(本社:愛知県東海市、代表取締役:伊藤 能彦、以下「名古屋油化」)は、BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:ハシビ・ゼイダム、以下「BASF」)と共同で、名古屋油化の特殊加工不織布「メーユレイヤ®」とBASFのメラミン樹脂発泡体「Basotect®(バソテクト)」を組み合わせ、吸音性能を飛躍的に向上させた新しいコンポジット(複合材)を開発しました。
従来、吸音材に不織布を積層しても吸音性能の改善効果は限定的でした。しかし、本コンポジットは、名古屋油化の「メーユレイヤ®」をBASFの「Basotect®」に積層し、通気性を最適化することで、他の素材の組み合わせでは得られない、極めて高い吸音性能を実現しました。
この特性を活かし、電気自動車(EV)のバッテリーやモーター、インバーター周辺、空調機器のコンプレッサー、建設機械のエンジンルームといった機器の静音化から、ロジスティクスセンター、サーバールーム、高速道路の防音壁といった建材・インフラ分野まで、幅広い用途での活用が期待されます。